欽ちゃんが・・・。

2002年12月12日
知らないまちを旅してみたぁい

どぉこか遠くへ
行ぃきいたい・・・。
(著作権・・・そんなの、ちらない!)

「家族対抗歌合戦」というTV番組がむかしあったのを
覚えてらっしゃる方はいますか?

日曜8時だったでしょうか?
ダン池田さん・・・とか?
芸能界追放された・・・って
マヤかい(←ガラスの仮面)。
脱線しすぎ。

さて、
家族対抗歌合戦。

幼いうずらは
毎週、家族と見ていたのですが・・・。

ある日、大好きな欽ちゃんのファミリー
(といっても、見栄晴とかじゃないもちろん)
が出演するというので
楽しみにしていたんですが、

欽ちゃん、病んでましたね。
いきなり冒頭の歌ですよ。やせ細って。
笑顔もなかった。

わたしには、変わり果てた(ように見えた)
欽ちゃんの
その変わり果てた理由が、わからなかった。

父曰く
「忙しすぎて疲れたんだ」

うずら
「じゃあ、仕事おやすみすればいいのに」

・・・・・・思えば無邪気だった。


何もしたくないし、
何もしたくなくない。

自分では分かりすぎている。
どうして今、この場所から逃避したいのか。

だけど
口に出すのもバカバカしいくらい、あほくさいことが
理由だということも分かっている。

「つっまらんことで悩んで、あほやな」って
我ながら思う。

甘えさせてくれる「いけにえ君(インド産)」は
いるのだが、

わたしの思うこと、
感じることをそのまま伝えることは
やっぱりできない。

悪いなぁと思う。
素直に甘えている振りをしなくては。
だけど、いつも愚痴を聞くのはわたしなのだ。
わたしのつまらん愚痴で、困らせるのはかわいそう。
気ぃ遣う。いつでも明るくいることが。
そんなことまでもストレス。

失踪したらみんな心配するしな。
失踪するほどのことでもないはずだしな。
理由探しとして、
借金とか男女関係とか洗われるのも面倒だ。
(なにもない、もちろん)

「おまえは、ただ生きている」
(金沢弁にすると、かなりきつい言い方)

と、
元彼に、いつも言われた。

確かにその通りですわ。
あなたみたいに偉くない。
期待されてないし、
能力もあんまりない。
目標低いし、夢もない。
責任感も最小限。
努力も足りない、
勉強不足。

でもね、好きで「ただ(のうのうと)生きている」
わけではなくて。

理想の通り、生きられる人は幸せだわ。
ただ生きるっていうのもつらいのです。

ほんと、さむいし
雪深い北陸にいると
気が滅入ります。

旅先で。

2002年11月30日
先週、京都で忘れたカメラを取り戻すために、
職員旅行先で別行動を取ったうずら。

京都駅でカメラを受け取る。
この調子なら、二カ所目の目的地で合流できそうである。

中途半端に土地鑑があったせいで、
山奥のそのまた山奥、
国立国会図書館関西館(お勤めの方、すいません)に向かってしまった。

旅のしおりによると、十分追いつけたはずであった・・・。
しかし!!

30分も、前倒しで行動しやがって!!
おかげで、わしが到着した5分前に、バスは出てしまったという。
幹事に電話したけど、出なかったし・・・・ふざけんな!!!

結局、田舎のなかの田舎、国立国会図書館関西館(近所の人すいません)
から、
最終の立ち寄り先、宇治に向かうことになった・・・・・。
田舎から田舎・・・こんな乗り換えする人、一年に何人おるんかなぁと、
思いつつ、電車をハシゴする。

そんなんなら、京都で忘れ物を取り返して、すぐ宇治に直接行ったほうが、楽やったよ。
でもそしたら時間、あまり過ぎるしさ・・・。
旅のしおりどおりに進んでいれば、こんなことには・・・。
幹事が電話に出てくれていたら、こんなことには・・・・。

結局、宇治に着いたころには日は暮れはじめ。
ようやく連絡ついた幹事には「あ、もうあと15分で宇治を発つから、
平等院は見なくていいから。みんなまだ見学してるし、待ってて」

おいっ!!!
平等院、わしかって見たかったわい!!!
学生時代は、工事してたし・・・。
なしてそんなに、時間をかっつめるんだ?
「道路が混んでいるといけないんで、早め早めに・・・」って、
わかったようにいうな、ブスガイド!!(語呂はいいが、ギャグで言ったつもりはない)
赤字の北陸道は、スイスイ動くから、すぐに挽回できるんやって。

思った通り、予定より1時間も早く、たどり着いた。
あのとき、5分、待ってくれていたら。
はぁ〜だから、バカと団体行動すると疲れるんだよ。
確かに、うずらも先走ったかもしれないけどさぁ・・・。
でも、初めのうち携帯で連絡取れなかったのも、ヤバイって。
絶対、失敗は自分のせいにしないうずらなので
(そうでもしないと生きていけないわ、この濁った毎日)
とにかく頭にきたけど、疲れたしもうどうでもいいやって感じになってしまった。

酒の強要からうまく逃れ、シェクハラにも遭わなかったな・・・と
それだけはありがたかったのだが、
バスを降りるとき、意味もなく館長に
腕をねっちょり触られる。

あのねー、わしかって、小娘じゃないわ。
およそ30年の長い年月を経ると、
仕事先でジジイに襲われたり、飲み屋のお兄さんに抱きつかれたり、
痴漢に遭遇することだってあったさ。

だがね、
はい、もしもし〜あなたのお勤め先は、どこですかぁ〜?役所でしょ?
役人に求められるのは、能力じゃないでしょう〜?
どうせ頭悪いんだから、そんなもん市民も期待してないわ。
とりあえずは、品行方正が基本じゃないの?

信じられません。
あの手つきは、誘っていましたね、ええ、間違いありませんわ。
腕だけを執拗に触るという痴漢に、遭遇した過去を持つうずら。
エロオーラ、放ってましたわ、あのジジイ。痴漢と一緒や。

金払え!!!
(払うならいいのか?いやよくない。なんだか反語的ですな)

金払って、貴重な休日つぶして、腕まで触られ。
カメラが戻っただけ、よしとするか、大人だから・・・。

泣いても笑っても、(当然、泣くしかないのだが)
あすは恐怖の職員旅行。

結局、ツボネにネチネチ、連日攻められ、
泣く泣く承諾。

毎年、拒否している人もいるのに、
(ていうか、女子はほとんどズル休み。なんせ、該当女子14人中
5人しか行かないんだぜ?うち2人は心の底から行きたがっているオバハンだしさ)

なんでわたしばっかり
「仕事だと思って行くべきだ」とか「若い子は常識がないのね」って
毎日毎日、ツボネに攻め立てられなきゃいけないのさ?
(ちなみに、ツボネは最初、目的地が気に食わなくて、
「わたしは今年、行かないわ!!」とゴネてた。
そんな自分に都合の悪いことは、きれいに忘れてらっしゃるようだ。
結局、旅程は変更された)

いい人なんだよ、そうなんだよ、そうですそうです。
どうせ気も弱いし、強引な人には逆らえないの。ウソも上手につけないし。
でもね、ストレスたまんだよ、いい人だって、意志ってもんがあんの。
都合だってあんの。好き嫌いも、あるのよ。
結局、ワガママな人ばっかりが楽しく、おもしろおかしく、
自分の好きなように自由に、生きられるのね。

ババアのたわごとや幹事の泣き言に屈しない人たち。
「行きたくないから、行〜かない!」と無邪気に言ってのけて、
なぜだか許されてしまう人。

ずるい!と思う半面、
本当は、うらやましくってしょうがない。
こんなに悩んで、嫌な思いをして、
貧乏くじを引いている人がいるなんて、思いもしないだろうな。

そして、やりどころのない怒りは、管理職やツボネに集中。当然だけどね。

全然、自由参加じゃないやんか!!!!!
弱い人間の優しさに付け込むなよ!!!!
あんたらは超・楽しいかも知らんが、こっちは時間と金の無駄や!!!!!!

違う旅にふらりと出てしまいそうな自分を抑えつつ。

うずら、これ幸いと先週、電車の中に忘れて、
京都駅に届けられたカメラを、職員旅行を中座して引き取りに行くことにした。

こんな目的でもないと、やってらんねーーー!!

すると管理職。
「そんなもん、着払いで送ってもらえばいい!!
せっかくの団体旅行なんに・・・・ブツブツ・・・・」

ていうかーあのぅ・・・わたしにとっては、もはや、
カメラを取り返すことだけしか、
旅の目的はないわけよ。
そうやって、気を紛らわさないと、
ほんとに違う旅に出てしまい、帰ってこなさそうな自分が怖いわ。

ぅるさいこと抜かすな、エロジジイ!!

こっちはねぇ、カメラのために、一日、あんたらの接待すんのを我慢するんだってば。
ぶぅあーか!!

あんたらにゴマすったって、
こんな出先に飛ばされてやがるヤツに、権力なんてどう考えても、ないじゃん!
無意味なんだよ!!

みんな、それでも善意で下心なく、一応「目上の人」って思って
常識的に接し、優しくしてやってるのに、
調子づきやがってシェクハラしやがってさ!!
(うずらは直接やられてはいないがね)
自分の立場、自覚しろや!!だから飛ばされてんだよ。ハンッ。
わたしは恐怖の職員旅行の前日ということもあり、
大事を取って(?)

金曜に休みをもらうことにした。
他の休みを振り替えたので、正当な休みだ。

だが、ババア。
「そろそろ休んで自分の家のことしたいわぁ。
(←うそ。姑が料理も掃除も子育ても全てしてくれているはず)
ずっるーい、うずらさん休むんだぁ。
じゃ、わたしも休むし・・・」

おいおいおい、あんたのは有休、しかも気分で・・・
つまり、悪く言えば、ずるやすみなの。
わたしのは、いつか休まないといけない分の権利を行使しただけなの。
5日も前から、上司に書類出してるの。

普通ねぇ、人が足りなくなるって思って、遠慮するもんじゃない?
わたしなら、もしあんたが先に休むって言ってたら、
この日は休みにしなかったよ?

信じらんない。

こんな常識も思いやりもないワガママババアに、
どうして、職員旅行、欠席かも・・・ってつぶやいただけで
「常識ない!」って攻められなきゃいけんのよ?

だいたいねぇ、うずらはこの日に休まないと、
6連続出勤になるの。きついのよ。
あんたはそうじゃないでしょうが?
病気でもなく、用事もないくせして、気分で休みやがって。
さり気なく休もうとしたうずらまで、目立つじゃないか。

しかも、わざわざ館長を呼び止め、報告。
「わたし『たち』、明日休みますぅ・・・すいませぇん、忙しいときにぃ・・・
そうそう、うちの係は、働く気ないんですぅ。ホホホ、冗談、冗談」

くっそぉ・・・・。ほんと、クソかよあんた。

我が身に向けられる嫌味をひしひしと感じつつ、
それでも、ほんの一日でも、ツボネと顔を合わせずに済むんだ・・・と
小さな幸せを噛み締めようとする、うずらなのでした・・・。

チッ、休みずれてりゃ、2日も顔を合わせなくてよかったのによ・・・。

奈良で

2002年11月24日
インド人と奈良に行った。

仕事で行き詰まってるようなので、
かわいい彼女(自分で言うな)が、旅にでも連れ出し、
気分を和ませてあげようと企画しました。

「関西なら、USJか、ルミナリエでしょう」と周囲に言われた。

だがこちとらの目的は、大仏・・・まるでフルムーンである。
のんびり過ごすつもりだったが・・・。

1.うずら、喫茶店で一眼レフカメラ(10万円相当)を置き忘れる。

2.うずら、電車の中で再びカメラ(同上)置き忘れる←取り戻せず。

3.うずら、バスに乗り込むとき、カバンから服をボトリと落とし、
乗客一同に指摘され大恥。パンツじゃなかったのが、せめてもの救いだ。

4.乗り込んだ高速バス、出発直後、事故る。

5.バカインド人が振り返った瞬間、ひじがうずらの眼球直撃。翌日、医者に行く。
(泣きながら「責任とって」と、すかさずインド人に手のひらを差し出す、うずら。
金かよ!)

6.泊まった宿の風呂、朝は水しか出なかった。くさすぎる、われわれ。

と、こんな感じでネタをいっぱい仕入れてきてしまいました。

1〜3は、うずらにしてはよくあることなんだけど、

「オレがいないと何にもできないんだな」と
男になめられるのは、悔しい。

だから、
「あんたが荷物持ってくれなかったからでしょう!?」
と、キレるうずら。

とはいえ、指摘されるまで、忘れ物のことは気づかなかったのだが。

嫌なババアになりそうだなぁと、我ながら末恐ろしい。
電子決裁の研修があって、
別館である、ねこおどり氏の職場から
いわくつきの二人がやって来た。

一人目:夏場、病気と称して長期ズル休み。
病気のはずなのに、課金での飲み会は皆勤。
職場では、私用の長電話して、ネットサーフィンを楽しむ毎日という。
口癖「ボクはエリート」

どうしようもないおっさんである。
口調はなぜか、おねえ言葉(間違いなく、生まれも育ちも北陸のくせにね)
冷蔵庫や流し場にある、他人の飲食物を、分かっていながら盗み食いもする。


二人目:くしゃみをしたら、ご飯粒も全部噴き出します。
常によだれが垂れています。
窓口に客が来ようがお構いなしです。寝てます。
おまけに
ジェイソンのような「フシューフシュー」という荒い呼吸です。
間違いなく、病気です。


さて、こんな妖怪たちと研修でご一緒する羽目になりました。

うずらが部屋に入ってきたとき、
妖怪たちは、つがいの小鳥のように仲良く、一台のパソコンの前に座っていました。

二人と同じ長机の隣に、距離を開けて腰掛けました。
みんな二人で一台のパソコンを使うのですが、
集まった職員の人数が奇数だったので、
うずらだけが、一人で一台使えることになりました。


研修が始まりました。
来月からは、役場内部の書類を全部、パソコンでやりとりするんですね。
前の会社では、7年ほど前に既に実施されてたなぁ。役場って・・・。

さて、
まずは決裁事務のアイコンをクリックします。
そこまでは、妖怪もできたようだ。
ちなみに、マウスを握っているのは、ジェイソン呼吸の妖怪である。


次、IDとパスワードを入力します。

うずらは職員IDを覚えておらず、失笑を買った。
(だって、長くいるつもりないし・・・一応、まだ新人だし!)

だが・・・そんなのは、かわいいもんだった。

パスワードは、本人の生年月日だった。


さて、隣の妖怪たちの会話に耳を傾けてみましょう・・・。
(ラジオの「サントリーなんとかバー」みたいだな)

「うぁ〜わし、自分の誕生日、分からんわぁ〜」
予想外の展開に、うずらは言葉を失った。

「西暦が分かんないの?」

「なぁんも分からんげぇちゃあ〜」
(西暦どころの騒ぎではなく、かなり痴呆が進んでいるだけ)

「あのね、ボクのお誕生日が40X年(聞き取れず)でぇ、昭和20X年でしょう?
あなたはぁ、ボクより何歳年上なのかしらぁ」
くっどー!!
小学生以下・・・。

うずらも、食事中ならご飯粒、噴き出したわ。

カチカチカチ・・・。
(周囲の進む音)

「ちょっと待ってくれなぁい?おかしいの」

インストラクターとなった、庶務の人。非情ないまどきの女の子である。

「あ、みなさん大丈夫なんで、止まらずに進めます。時間ないしぃ・・・。
他のパソコン見せてもらってくださいっ!」

・・・・・え、わし!?

妖怪が、わたしのそばに頬を寄せ、
ジェイソン並みの荒い息が・・・・・ぎぃえええええ!!!
万事休す。

そこへ、前列に掛けていた優しいおねえさんが
「わたし、席、代わりますから、ご一緒しましょう」と、
カマ妖怪に席を譲り、ジェイソン妖怪の隣に座ってくれた。

優しい!!!!
わたしにはできない・・・。

結局、バカ二人は、
取説の一行目しかマスターできなかったわけだ。

終了後、おねえさんを褒め称えていると
「だって、背後からずーっとうるさい声が聞こえてきてて、イライラしたから・・・」
だそうです。

自分の生年月日も覚えていないなら、そりゃ、仕事のコピーも無理だし
レジ打ちもできないよな・・・・。

なんだか納得。

やっぱ、すっごいな、役場の出先は・・・。
危なすぎ・・・・。

改めて自らの身の振り方を考えたくなる、そんな一日でした。

悪夢の職員旅行

2002年11月14日
いやなんです
あなたのいってしまふのが―――

(「高村光太郎詩集」より)

じゃなくって・・・・

いやなんです、職員旅行。
この出先に採用されて3度目の冬(北陸なので11月はもう冬。あしからず)を
迎えてしまい、

また恒例の恐怖を味わうことに。

職場にいるだけで、職場の空気を吸っているだけでも苦痛なのに、
貴重な休日に
シェクハラ・バカ・ジジイと三拍子そろった上司にゴマをすり
ツボネに
「はい、女の子は料理を運んで〜」とか「女子はお酌をして一人前」とか
封建的な価値観押し付けられ、仕切られ

紫煙もうもうたる酒くさいバスの中で
へたくそなカラオケを聞きながら
吐き気をこらえる・・・・。

そんな職員旅行。
いきとうないわ!!

前の仕事先では、休みの日に社員同士で
バーベキューしたり、鍋したり
率先して宴会部員を務めていたのだが・・・。

別に仲良くしたくないし、ていうか
むしろ、管理職に至っては、部署が変わったら絶対無視せねば、と思う。

ちなみに高村光太郎の詩のほうは、

おまけにお嫁にいくなんて
よその男のこころのままになるなんて

と、切なく続くのでした。

職場に信頼関係がなくたって、せめて同期の仲良しとか、
好きな人とか、そういうのがいればまだしも。

いないんです。
いやいや働いてる分、職場に一体感が持てない。

1年目、妙齢(売れ残りってこと)のお兄さんとデュエットさせられた
恨みはまだ残っているぞ・・・・。
バカで自分勝手な年下の若者とひっつけられそうにもなったな。

2年目、タバコと酒くささとバスの揺れで、酔いまくって
食事どころじゃなかった。

幹事がいい人な分、断りやすくもあり、
断ると悪いようでもあり。

幹事が悪いんじゃなくって
管理職のジジイと、ツボネが嫌なんだよ!!

ま、ここはぐっと大人になって
「仕事の一環」
として耐えるべきなんだろうが・・・。

金返せ〜!!!!!!
20代最後の冬は、身も心も温かく過ごしたいのさ!!!

テレビに落雷

2002年11月13日
北陸では雷の激しい悪天候を「ブリ起こし」と称する。(らしい)
でもそんなおいしいもんじゃない。

うずらは普段、女らしくもないヤツだが、
実は、雷がとっても怖い。

それは、小学校2年生のとき、
「都会の学校で、ランドセルに雷が落ちて
児童がショック死した」
という話を
担任の先生に聞いてからである。

ランドセルなんて、外を歩いているときのほとんど、
身につけているものではなかろうか。
(道草常習犯だったもんで)

そんなのの金具まで気を遣わなきゃならないなんて・・・。
先生は、ヘアピンも危ないと言っていた。
雷で人が一瞬にして死ぬ、という話は
幼いうずらの心に刻み込まれ、トラウマ(言い過ぎ)として残った。

さて、
その夜も、布団にもぐりこんでいたうずらだったが、
家のテレビに、雷の電気が通ったらしく
なんか変な音がしたような・・・。

嫌な予感がして、
朝、テレビをつけて見るが、やはり反応なし。

神様・・・おお・・・
か弱き電化製品の、無抵抗な輩の、
かけがえのない命を
一瞬にしてお奪いになられたのですね・・・。

・・・ということはつまり・・・織田裕二に会えなくなってしまった。
結局、そんなことかよ、って感じですか。

わたしゃ菌ですか

2002年11月11日
恋人に会ったとき、
嫌がらせに、暇をみて
キスマークをつけているのだが、

会社で
指摘されたらしい。

「フィリピンパブの女にやられた」と
答えたそうな。
ま、似たようなものですけどね。

「参っちゃうよ〜」と、
うれしそうに報告してくるところが、
もてない男らしく、かわいらしい。

ところが、
家族にまで指摘され

「絶対悪い病気だから、早く医者に行きなさい!!」と
消えるまで毎日、言われたそうな。

・・・・・・・・。

信頼されているっていうか・・・。



コスモス何千本だか、何万本だか知らないが、

あまり美しくなかった。
平地に生えててもね。平地だと、近くに行かないと見えないのに、
コスモスは間近だと、茎の部分が目だって
雑草みたいだから。

遠くから見るものなのかも。
砺波にある夢の平は、斜面だからきれいだそうだ。

レンゲやチューリップは背が低いから、平地でもきれいなんだけどな。

コスモスの美しい寺として全国区である、奈良の般若寺もそうだった。
発育がよくて、草ぼうぼうって感じだった。
あやうく友と、はぐれかかったくらいだ。

だが、転害門に面した奈良市街から般若寺に向かう道(つまり京都方面)沿いにある
「白川」というたこ焼きやさんは、真剣においしいと思う。

うずらは当時、週2回は食べていた。

というわけで、今日のおやつはたこ焼きとする。

竹中という牛の店。

2002年10月25日
昼は、ボリュームのあるランチを求める
オヤジで込み合う、金沢の牛肉専門店。

店内は油で汚れているし、座布団もかゆい気がする。
(ちなみにうずらはこういうところが好きなのだ。おっさんくさいから)

だが・・・さり気にヤイコやコブクロとかのサインが(あとはうずらの知らない人だ)。
遠方から来て、ここに落ち着くとはなんと幸運な。
ガイドブックとかにもほとんど載ってないのに。
もちろん、色紙は色づき始めている・・・。

もともと、すき焼きとかしゃぶしゃぶの店なのだが、
ハンバーグとか、串揚げとかもやっている。

なんと980円で、生ビールジョッキ1杯とおかず5種。
経営大丈夫?

しかし、うずらはリッチ(?)に前回と同じく、1500円のコースにした。
これも生ビール付き。おなかいっぱいである。
うずらはちなみに、体育会系の男子と同量食べられるほど、見事に拡張した胃を持っている。

コースの内容は前回とすべて変わっていた。
その適当さがまた、たまらない。

前は、牛丼出たやんかよ!!
でも、おいしかったから許す。

おかみさんの、昔の研ナオコ風メイクも、お見逃しなく!!!

ずるやすみ

2002年10月18日
暑くてだるいし、仕事ないのに時間をつぶすのが苦痛で、
午後から早退した。熱っぽいということで・・・。

役場の職員って、ラクチンだけど
じわじわと、飼い殺しされていると精神的に参ってしまいそう。

外勤だったら、公園で昼寝もできよう。
家に戻って、ゆったりアフタヌーンティーもできるだろう。

でも、内勤なんだもん。
仕事ないのに机に向かっているのって、
超・つらい。

さらに、わたしの数百倍は暇な管理職が、
事務室をうろつきまわるので、
昼寝はおろか、読書もできないわよ。
(ほんと、こんなコメントするわたしをはじめ、役所って腐ってるわ)

忙しいこともあるのよ。
でもね。
そうじゃないときがほとんどだし。
うずらはもたもたするのがいやだから、仕事すぐ終るし。
(暗に有能といいたげな嫌な女だけどさ)

畑違いの出先に飛ばされてるから、
変に仕事ができちゃうと、専門職の人の立場がないだろうなぁ
なんて
思いやりの気持ちが沸いちゃうので
最低限の仕事をこなすけど、
専門職の領域までは、踏み込まないようにしている。

思ったとおり、ちょっと手を出しちゃって、少しでも間違っていると
この出先のさらに出先の、同じ部署のおばさんから、
データのプリントしたのに赤ペンが入れられて、帰ってくる。

あんただってたまに間違ってるやんか〜年くってるくせしてさ。
だから、部酢なのよ(関係ないか?)。
気づいたんなら、直しといてくれよ。赤ペン入れるよりもそっちのほうが早いやろうが。
わしゃ、こんな陰険なことせんで〜。

と、また血圧をあげてしまうの。

そうそう。
変にバリバリやっちゃうと
「ずっとここに・・・」なんてことにもなりかねん。
いやじゃー。

出してくれい。

やりがいないから、金儲けと時間つぶしだけのために
働いてる。(あとは変な人間の観察ね)

むなしいなぁ。

仕事って、お金じゃないわねぇ。
3回も転職するのやだしなぁ。

3回目失敗したら、ゲームオーバーっていうのが定石だしな。
なにが定石なんだか。バカね。

そうそう、また友人に心を患う人が出てしまったのです。
5人目となると・・・もしや、いつも楽しそうなわたしのせい?(冗談)
なにかしてやれるのかなぁ。
ほおっておくべきなのか。

こっちの愚痴を言って、気を滅入らせるのも嫌だし、
だからといって、楽しい話をしたら
もっと滅入るんじゃなかろうか。
楽天家のわたしでも、つらいときは、人に会うのも苦痛だし。

むつかしい。
病気になるくらいなら、仕事辞めさせたい。
仕事は一緒に死んでくれんわ。そんな大層なもんじゃない。

もっと、お兄さんと温泉とか
飲み屋の常連においしいものおごってもらうとか
酔っ払って、フラフラのご機嫌なところで、ぎゅうと抱きしめられるとか。

そういう
(うずら的に)楽しいこと(全部、酒池肉林系やんか!!)
メインで生活してたら、こんなことにはならなかっただろうになぁ。

お前、生活乱れすぎだよ!
ちょっと自分を叱ってみたりして。ふふ。

みんな、仕事の他に趣味ないし。
あっても2位は冴えない男くらいか?
そのメインの仕事がとにかく忙しそうで、余裕がない感じ。

・・・そう考えてみると、
仕事メインじゃないうずらって、ある意味、恵まれているかもね。
ちょっと、気分が楽に。

じゃ、さぼりだけど街に出かけるとするか。
スリルぅ。

温泉にて。

2002年10月12日
インド人と温泉にお泊り。
全室が1万平方メートルの庭(間違ってるかも。数にはめっぽう弱いのだ)に面しているという、皇室御用達の旅館だ。

全室が庭に・・・・?
ていうことは、庭から全室が展望できる・・・・。

ズバリ、丸見えである。

全裸のまま、窓際でいちゃつきまくっていたわれわれ(←いい年してバカ)だが、

おそらく、
丸見えである。

というのも、
下駄を履いて庭に出てみると
まず目に飛び込んできたのが、おばさんの脱衣シーン。
うぷぅ。
シュミーズ(死語)は肌色だった。

ビールで乾杯する熟年カップル。
仲良きは、美しき哉。

茶をすするおっさん。
湯上りの老夫婦。
浴衣姿ババア3匹で盛り上がってる部屋も。(ぜったい混ざりたくない)
リラックスしまくる宿泊客百景か。
なんとなく、覗き見趣味を満たす=江戸川乱歩の世界だ。

みんな、庭の景色がよいので、窓際に座ってる。
窓は、かなり大きい。
丸見えです。

それでもめげずに、
庭で絡んでいたら(←いつか刺されんで)・・・・・
目に飛び込んできたのは、
ずらりと並んだ、オシリ!!

男湯丸見え!!!
じじいの尻ばかり・・・。うげぇ。
まるで水族館か、昆虫ケースのようです。
観察に、うってつけだねっ!

お風呂からは、きっといい眺めなんでしょうねぇ・・・。

あわら温泉・開花亭
2万6000円からとなっております。
男色家∩覗き好きの方には、超オススメ!!!
すすめんなよ!わたし。

そうそう、家族風呂もありまして・・・。
もちろん、宿を探したのは、このうずらめでございます・・・。
エッチだね〜。

大体、温泉に行きたいと言い出したのはうずらでして、
宿を先に決めたはいいけど、観光のことはまったく考えていなかった。

連れに散々、スケベ呼ばわりされたのは言うまでもなく。

仲居さん「今日はどちらを見て回られたんですか」
我々「いえ、どこも行っていません。こちらだけです」

なんてことだけは恥ずかしすぎるので避けなくては、ということで無理やり、
東尋坊に行ったりして時間を稼いだ。

それなりに面白かった。雄島とか。
海が透明で、空が青くて、散策できるところが多いので、
とっても健康的。

東尋坊よりも、越前松島(わたしはほんとの松島を知らないから、なんとでも言わせておく)や雄島のほうが、賑やかしくなくて、自然に触れられる感じ。

にしても、家族風呂はフル稼働でしたわ。
みんなエッチだなあ、まったくもう。

面接をされた。

2002年10月1日
5月までになされるべき職場の面接が、
きょうあった。

・・・・さすが、飛ばされ管理職、この怠慢はすごいやね。

学校で言えば、夏休みが過ぎ、
2学期もとっくに始まり、
運動会も終わり、次は遠足?ってときにさ。

「一年の抱負」

について、語れっていうんだから・・・無茶だよ。

普通の人は、一年かけてする仕事を
わたしゃ、
今日、方向性を定められ、
半年でやらなきゃいけないってわけね・・・。

おまけに、今日、ツボネが取った電話が
「ガキンチョが明日、見学に来るから案内とか説明をしろ」だってさ。

はいはいはい、って簡単に承諾したくせして、
ツボネは自分がやる気はさらさらない。

周囲を見方につけた汚いやり方で、
強硬に押し付けられ。

知らねぇよ。
よそモンなんだからさ・・・ローカルな説明求められても困るよ。

どうして、周りに相談しないで勝手に承諾すんだ?

しかも、引き受けたんなら、責任取れよな。

不平をこぼしながら、予習をするうずら。
われながらなんていい人なんだろうか・・・うっ。
ドライブで能登半島へ。まずは、門前町の総持寺に行った。
萩が盛りで、線香に混じって金木犀の香りがする。

ええのぅ、秋の寺は。

鐘が鳴る。

読経が響く。

だが・・・その荘厳なド田舎の古刹に、ぶちこわしなヤツラが!!

え・・・?(キョロキョロ←辺りをわざとらしく見回す)
あ、いやいや失礼失礼、わしらなんですわ。

ばか・バカップルで行ったんですわ。
そう結局、耳オトコ=インド人と、
仲良くやってるのですね。

とはいえ、三十路前なんで、くんずほずれずっていうわけにはいきませんわ。

ただ、キャーキャーいちゃつきながらボケたり突っ込んだりして、
さぞかし思索に耽っている方にとっては、うるさいだろうなぁというくらいでしょうか。

手水でお清め。
ハンカチ出すのが面倒なので、連れのインド人(顔が)の服で拭きます。

いちゃつくというより、小学生並みの幼稚な付き合いといったほうがいいかもしれません。

この人は、ジーンズにデニムシャツという、最悪のセンスをしています。

だから、タオル代わりにしても怒りません。(と、勝手にうずらは思っている)

はっきりいってこのインド人、まったく寺に興味なさそうでした。
やっぱ、ヒンズー教・・・?

境内のせんべい屋でせんべいを買う。
南部せんべい系なのだが、2種類あって、

1.じゃがいもを混ぜた、ここでしか買えないおせんべい。歯ごたえがサクサク軽いのだ。

2.ほとんど南部せんべいなのだが、具が昆布とかえびとかくるみ。

1は珍しいけど、甘かったので、2を買うことにした。
しかも一番安いやつ。
すると、
おまけといって、1のせんべいの袋詰をもらってしまった。

・・・おまけのほうが、枚数多いよ、おねえさん・・・。

田舎の人の人情に触れるというより、あまりのことに怪しみながらも寺を出て、
往路で盛んに看板が立っていたこともあり、
近くにあるという名水100選とやらの水を飲みに行くことになった。

山道を進むこと10数分。
対向車とのすれ違いは命がけである。

ようやく到着し、看板を目指して駆け寄ると・・・。
由緒を書いた看板には
「〇〇上人が、竜神から寄進を受けた水であり・・・・」
当然のように言うなよ、伝説なんだからさ。
インチキくせ〜と言いながら、水の噴き出し口にやってきた。

「この水は飲用できません」

おいっ!!
対向車のやつら、教えてくれよ・・・。

総持寺の次に砂浜に行って、うずらが作ったお弁当を食べることになった。

はっ。

お約束のボケ、はしを忘れてきました。
手づかみです。
手づかみでお弁当を食べるバカ2人。
柄にもないことを、しちゃいけませんね。

食後は、海水で手を洗います。
ハンカチは当然、インド人の服です。わたしなら、もし同じことされたら、
確実に怒り狂っています。人間ってほんと、勝手な生き物ですね。

さあ、そしてゼロの焦点で有名な、ヤセの断崖です。
いよいよ、能登らしくなってきました。

まずは、関野鼻に行きます。
バカなのでバカらしく、いちゃつきながら突端を目指します。
途中で社を発見。なんだろな〜と覗き込むと・・・・。

木造キョコン。
こっちの気分がむしろ、なえます。

痛そうです、木の隙間にたくさんの賽銭が挟み込まれています。

あやしい熟年じじいの二人組みが熱心に手を合わせている。

じじいもキョコンも見ない振りして、軽快にさらに突端へ進む。

見晴らしはまあまあだけど、やっぱり左手に見えるヤセの断崖には劣るなという感じ。
他のアベックの見た目やバカップル度を採点しつつ、
手ぇつないだり、腕組みながら引き返す。

(もちろん、自分たちがいちばんバカなんですが、見た目はさわやかなので
石を投げられることはなさそうです)

すると・・・インド人
「今、すれ違ったカップルさぁ」
「あん?」
「オレらを見て、手ぇつなぎだしたぜ」

ほほお、バカが感染しましたね。
「付き合い始めかなぁ・・・」
「愛の力ですかねぇ」

さらに歩みを進めると、われわれと前後しながら散策していた熟年カップルが
いつの間にか・・・手をつないでいた!!

すご!!
「次は、次は、あのエロ熟年おっさんらが、カップルに!?」
願いが、かなうね。よかった、おっさんたち。
ラブ運好調。

さて、ヤセの断崖で。

要所要所に、立て看板があるのです。
東尋坊や華厳の滝と同様とお考えください。
「思い出せあの日あの時親の愛」みたいな。
しかも中高生の作った標語だし。すごいね。

「死ぬ勇気あるなら生きてみろ」・・・!
おお、先端に近づくたびに、ズバリになってきた。

「死神を断ち切れぬ君の弱さがうんたらかんたら・・・」
こわいです!!!
死とかそういう・・・ますます気分がそっち方向に行くんじゃ・・・。

崖の突端から、海を覗き込む。
よいこは、柵の外に出てはいけないけど、みんな出ている。

なぜかうつぶせに寝そべって、覗き込む変なカップルあり。
巨大くらげを見つけ、騒ぐバカップルあり(わしら)。

ピンクの大きなくらげは、崖の上から見て推測するに、雨傘くらいの大きさだった。
でかい。栄養が多いのか?(←不適切)

そんなこんなで、さびれた観光地を巡ったのでした。お粗末さまでス。
五・七・五ですが、季語は入れませんでした。

さて、ようやく富士山のほとぼりもさめたと思われるので、
久しぶりにコイバナでもしましょうかね。

遡ること、一カ月ほど前。

同窓会でわたしに一目ぼれしてくれたという人と夜、会った。

いいの、大人同士だし。わたしも気に入っているから、手ぐらいは握られても。
わたしが「ガツガツしている人が好きなんだ」って言っていたから、
その情報もかなり影響してたと思うのだ。

しかーし、油断していたら車の中で耳をなめられてしまった。
ちょ、この展開は・・・・。

うずら最大の急所なので、もうお手上げじゃ。
抵抗すらできません。
半死。
もだえていると
「うふ、かわいい」と随分、ご満悦のようであった。

あのぉ、初デートなんですが?

いや、デートじゃない、ただのドライブ。
まだ、好きにもなっていません、わたしや。

しかも夜中とはいえ、交通量のまだある街中の路肩に、車を停めて。
歩行者だっていますがな。

場所が、悪かった。
他のところなら、怒ったり抵抗してるだろう。

耳はだめ。スイッチなんだから。
ていうか、なぜに耳?

あまりの交通量の多さにわれに返って「ここはちょっと場所が悪い」と主張し、

(それに、富士山オトコとの決別から、一週間もたってなかった。
いくらなんでもそんなに尻軽じゃないぞ、
だめやん、うずら!!←天使の服を来た方のうずらの声)

少し細い道に移動させたら、

一方通行を逆走。
戻ろうって言うわたしに、「夜だし大丈夫」と言って、車を停めると・・・。
また何かちょっかい出そうとしてくる、耳はやめてくれぇぇ!!!

すると、いきなり対向車が。
その対向車の屋根には、赤いランプが。
・・・もちろん捕らえられ。

何してたんだとか、いろいろ聞かれ。
まさか、耳なめてましたなんて言えるわけがない。

田舎者を装って、罰金は免れたようだ。
行ったこともない、よその土地の祭りのことを
地元民のように、そりゃあ楽しそうに話すこのオトコは、
なかなかおもろいヤツかも、って思った。

ようやく開放されて戻ってきたから、
二人で笑いまくっているうちに車はうずらの家に着いた。
もう、さっきのアヤしいムードは消え去っていた。

ドアを開けて「じゃっ」と帰ろうとしたら、
腕をつかんで「今度電話するときは、出てくれないんじゃないか。
さっきのことを怒っているんじゃないか。
なんか、こんなあっさり別れるのは余韻がない・・・・」とか言うから

「余韻てぇ?」と、とぼけて、いじめてみた。
それでもなかなか腕を放してくれないので、

つい

うっとうしくって

「やるのかやらんのか、はっきりせぇやァァ!」と思わず、
言ってしまった。

あああああ、あばずれ・・・・。
そしてムードぶち壊し。

そのときは、冗談半分だったのだが(眠くて、もうどうでもよかった)

向こうは衝撃を受けたようで

しばし沈黙。
沖のかなたへ引いていた。

そして、言わなくていいのに正直に
「・・・・最近、おんなのこと付き合ってないから・・・自信ない・・・」

そんな真面目に返されると、こっちが逆に恥ずかしすぎます。

せっかく「かわいい」イメージだったのに
口が悪いせいで一瞬にして、崩壊させてしまった。

ま、そうは言うけどそのときはあまり気にせずに、
その場でサクリと別れ、やつは帰っていった。

また純真な青年を騙してしまったのか?
いいのか、わたし。

いいや、ほんとに純真なら、いきなり耳はないか。

なんか、20代も後半になると、恋愛早送りっていうか、
省略が多すぎて、心がついていかないわ。
いやぁね、オトコって・・・キャ、と思ったのでした。

よく言うよ、って突っ込みが聞こえるんだけど、
気のせいよねぇ?

つぼねが休んだ。

2002年9月27日
つぼね、今日は休み。
事務室が妙に静かだ。

前日、休むかもとは言っていた。

その、理由というのが・・・。

「わたし、来月、発表会あるんやわぁ。
ワープロ打つ係になっとってぇ、
昨日も徹夜で、今夜もきっと夜なべやわぁ。
今夜の様子次第で、明日、休むわ」

おいっっ!!

仕事は片手間ですかぁ?
根本的な何かが狂っている。

わたしの倍以上の給料もらっておいて・・・。

ま、飲みすぎて朝起きられなくて、
遅刻したことはわたしだって、一度はあったさ。

でも、わざとじゃないし、
とってもとっても反省したぞ。

それを、いけしゃあしゃあと・・・・。
とはいえ、ばばあがいないほうがいいから、
もうどうでもいい。
存在の不愉快さに比べたら、いいや。
根性腐ってるのなんて、はじめから分かってたことだしね。

ちなみに、ばばあの発表会とは・・・。

カラオケ教室の発表会!!
しかも・・・
だんなの心臓に針を刺してたっていう、ばばあみたいな感じで、
衣装やなんかも凝るらしい。
(このワイドショーのばばあは、一人で着飾っていたようだが、
こっちのツボネのサークルは、競って派手派手しく・・・もとい、毒々しくグロテスクに歌い踊るようだ)

それにしても、カラオケ発表会に
ワープロって、何の関係があるのさ?

演技力発揮。

2002年9月26日
マンションの隣人があまりにもうるさいので、

管理会社に電話した。

演技力の見せ所だ。

あの、ちょっと申し上げたいことがあるんです。
苦情なんですけど、もう、このお話は3回目なんですよね。

隣の人がうるさくって、困っているんです。
夜中に叫んだり、怒鳴ったり、もう普通の社会生活を送っている人には、思えません。

(これはほんとに、そうなのだ。毎晩朝の4時まで叫んでいる。
絶対、病気もしくはヤクかなんかやってるか、酒乱だ)

わたしはいいんです、あんまりひどいようでしたら、引っ越してもいいと思っていますから。(しんみりと)

でも、そんなことで追い出されるのなら、私には、非がないですよね?

(ここで、そうですね、と言わせるのがポイント)

そしたら
当然、最低、引越し代くらいは、そちらが負担してくださいますね?
(ゆっくりと、一言ずつはっきりと)

(うう、と向こうが詰まる。こいつらは金の亡者だからな)

もう、何度も注意してくれるようにお願いしているのに、
また繰り返すのなら、きりがないんじゃないですか?

わたし、3回も同じこと言うの、疲れました。
ほんとに注意とか、してらっしゃいます?(強めに)

(なんか言い訳をするおねえさん)

あんまり、トラブルとか起こすの嫌なんですよね・・・一応、公務員だし。
(興奮した自分を抑えるよう、穏やかに)
でも、ちょっと、あんまりじゃないですか?
真剣に取り組んでいます?

なんなら、うちに泊まりに来て下さい。
わたしが信用できないっていうなら、証拠をお見せします。
眠れるもんじゃありません。(興奮した感じで)

じゃ、よろしくお願いしますね。
しばらく、様子を見させていただきますから。

・・・今夜が楽しみじゃ。

窓口で

2002年9月25日
なんかを吊り下げるためのものと思われる、S字でプラスチック製のものに、

荷物が入ったビニール袋を、奇妙な風に引っ掛け、
役場の傘立ての鍵も巻きつけた、
あやしい白髪ロン毛の老人。

窓口付近をうろつく。

うううう・・・・来る?来るぅ?

はうぅっっ!!目が合っちまった!!
わしかい?犠牲者はっっ!!!

「白雪姫の話なんだけどね、NHKでやってて、ちょっと面白いかなぁ、って思って」

んんん?

「テレビでは、森で出会ったことになってたけど、ほんとは最初、小人さんたちは留守にしてたんや」
・・・・・は・・い・・。

「白雪姫は道に迷って、おなかもすいたから、小人さんの留守中、勝手におうちに入ったんや・・・・ちょっと、違っとって・・・・・おかしいなぁって・・・」

ぼそぼそ話す、じじい。
かなり知能は低そうだ。でも危害はなさそう・・・。

「それで、小人さんたちは、お前はだれだ、って尋ねるんだけど・・・当然やね、
留守中に、知らない人がうちに入っていたんだから・・・・うん、当然やわ」

ああああああ、この取り止めのない語りのオチは、どうつけたらいいの?

上司が助け舟。
この人は、前に狂ったばあさんが来たときも、ちゃんとフォローしてくれた、いい人だ。

「はあ、紙芝居のお話やね」

「そうそう、紙芝居」

ああ、なんか会話できてる・・・。
さすが、児童担当。

なんかとりとめもなく、「お話が少し違っとって・・・白雪姫は・・・」と
その後もつぶやいていたが、
わたしは心の中で上司に手を合わせながら、作業に戻らせてもらった。
上司は、聞くともなくただ、じじいに相対して、積極的に相づちを打つでもなく、
ぼんやりそこに立っていた。

やがて、じじいは静かに去った。

上司に駆け寄るうずら。感動で半泣きだ。

「あの人は・・・以前、投書箱に『いつもすてきなおはなし会、ありがとう。たのしみにしてます』って、入れてくれた人で・・・・てっきり小学生だと思っていたんだけど・・・。毎週、おはなし会には皆勤なんだよね・・・・」

じ、常連なのね・・・。
役所って・・・・・・・・こわい・・・・。

窓口のもう一人のメンバーいわく
「今日は、興奮気味で饒舌でしたね・・・・」

・・・・やさしいおじさんと、かわいいおねえさんが聞いてくれるんだもん、
そりゃ、身が入るわよねぇ・・・・。

こんなんばっかかよ。

ばあさんが、「いいもんをやる」と言うから、

どうせダサい和菓子だろうと思っていたら
(一応、愛を込めて言っていますから、うずらは)

ダイソーで購入した
七福神の置物・・・・・。

10×2.5×2.5の、場所を取らないコンパクトなフォルム。
ずらりと並ぶ七福神。
み、みんな同じ顔・・・・。
象牙に見せかけようとしてる?着色された塗料が微妙にずれてて、
顔が怖い。

うずらのバッグに強引に押し込む。
バッグを見ると、ああ、ダサい和菓子もすでに満載!!

い、い、いらん!!!

だけど90歳にそんなこと正直に言えません。
「あ、あり・・・がと・・うふふ」

ばあさんが振り向いたすきに、そばにあった母のバッグに押し込む。

母「ちょっと、何しとるん、あんたのやろ!?(笑いながらも目が真剣)」

こっそり、どっかにしまっておいてくれと頼み、嫌がる母に引き取ってもらった。
母が言うには、以前、母ももらってしまい、こっそり捨てたらしい。
まったく、偽善者親子である。

髪を自分で切り、エプロンは20年以上同じ、しかも一枚だけ。
ちり紙は何度でも乾かして利用し、特価品があれば、最近までバスに一人で乗って町まで出掛けてたくらい
超・ドケチのばあさんが、
こんな無駄な買い物なんて・・・・。

100円七福神の、何がそんなに彼女を引きつける?



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