柳生街道は、よかったです。
 茶畑あり、野菜や茶の無人販売所あり、地蔵や如来もりだくさんで。峠の茶屋というところで130円の草団子を食べたのですが、おいしかった。

 街道の中ほどで、むかし風葬の地だったという「地獄谷」を歩く。すっごい深い谷で、暗くて人もいない。ひたすら下って、沢に向かう。ひんやりしてて日も暮れはじめて、かなり怖い。

 Mちゃん「姥捨て山みたい・・・気味が悪いねぇ」
 うずら「ここに役場の役立たずミニラ置き去りにしたいもんだよ」
 Mちゃん「そんなに生命力のありそうなじじいなら、うずらが谷に突き落として、もうミニラ帰ってこないと思って役場に行っても、何事もなかったかのように、次の日いるよ」

 ほんとうにそう思う。恐るべし。

 なんだかこわい場所だったけど、平安時代の線刻画の如来たち(色もしっかり残ってる)が岩壁にあるのが見られた。きれいで、お堂の中にいる仏様たちより神秘的で心が癒されるような感じ。

 夜は、お水取りを見た後、Mちゃんが大学時代バイトしてたお店の方の家にお邪魔し、夕飯をごちそうになる。

 そこに・・・いたのです、日本の絶滅危惧種が。それはわたしの捜し求めていた(←大袈裟)、
日本男児です。高い理想を持っていて、向上心があって、人生に一生懸命取り組んでて、優しくて、さわやかで勉強家。
 
 身の回りには50歳以上にしか存在しないので、絶滅したと思い込んでいたのです。

 お店の息子で、6年前会ったときはボクちゃんだったのに。変な訪問者のわたしたちにも優しいし。お母さんのお手伝いしっかりするし。ああ、どうしてわたしノーメーク?どうしてきみは年下?

 浮かれあがったわたしと、ぼんやりマイペースのMちゃん。二人は、宿泊予定地・静観荘の門限を忘れてしまい、ご馳走になった上にさらに厚かましく、Mちゃんの元バイト先のお家に泊めてもらうことになったのでした。

 大人として・・・社会人として・・・我ながら、ちょっとね・・・。



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